留学生ハンドブック2025
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緊急時には緊急時には目次に戻る≫2.地 震▍100 日本は地震の多い国です。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)はマグニチュード9.0という非常に大きな地震であり、甚大な被害を与えました。首都圏においても直下型地震がいつ発生してもおかしくないと言われており、被害を最小限に抑えるためには日ごろの心構えが不可欠であると言えます。特に、新宿区などの大都市圏においては、交通機関がストップし、自宅への帰還が困難となる帰宅困難者が続出するなど、大混乱になることが予想されます。 そのため、地震発生の際は、以下を参考に自分の身の安全確保を最優先し、対応をとってください。●地震発生時に大学にいたらケース1 教室・研究室・食堂などの建物の中にいたとしたら…・机の下にもぐるか、バッグ・衣類などで頭を覆い、ガラス・黒板・蛍光灯などの落下物から身を守る。・窓や棚のように、ガラスが割れたり中のものが飛び出しそうな場所から離れる。・揺れがおさまったら、ドアを開け出口を確保する。・実験中など化学薬品使用時は、化学薬品などから離れる。ケース2 廊下や階段にいたとしたら… 窓、照明などの落下物から離れ、頭や体をバッグや衣類などで覆い、その場に座り込み揺れがおさまるのを待つ。

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